P-01BでWindows Media Playerの音楽ファイルを再生
以前、P-01Aで音楽再生をするための手順をご紹介したところ、いまだによく読まれるコンテンツになっております。それのP-01B版をお届けしようと思います。とはいってもP-01Aとほとんど手順は同じです。さらに言うと、Pシリーズであればみな同じなのでそれらの機種をお持ちの方も参考にしていただけると幸いです。
P-01Aのときも書いたのですが、P-01Aで再生できる音楽形式はAAC、SD-Audio、WMAの3つです。そのうちAACは着モーション、着うたフル用なので、iTunesで管理している曲を取り込むのには向いていません。次のSD-Audioはパナソニック製のミニコンポ「D-Dock」やパソコン用ソフト「SD-Jukebox」で作成できるファイル形式。「D-Dock」をお持ちの人や、すでにSD-Jukeboxで曲を管理している人向けですね。ただ、以前のPシリーズに付属していたSD-Jukeboxですと、2GBを超えるmicroSDHCカードに対応しないようなので注意が必要です。
そしてWMAはWindowsに付属する「Windows Media Player」のファイル形式です。そう、このページのタイトルにある通り、P-01BはWindows Media Playerと相性がよいのです。というかそれを前提として音楽再生機能が盛り込まれています。「iTrunesの方がいいよ」とか言っても仕方ありません。Winodws Media Playerを使うしかないのです。なお後述しますが、MP3であればWindows Media PlayersがWMAに変換してP-01Bに転送してくれるので、AAC出ない限り、多くの人が持っている音楽ファイルをP-01Bで再生できるかと思います。
さっそくWindows Media Playerで音楽ファイルを転送……、と行きたいところですが、必要なものがそろっているか確認しましょう。全部で3つです。
- microSD/microSDHCカード。カメラ用に使っているのでかまいませんが、容量は8GB以上をお薦めします。ワンセグ録画にも使うのなら思い切って16GBにするのもよいでしょう。
- 「FOMA充電機能付USB接続ケーブル02
」。P-01AをUSB接続できるケーブルであれば何でもOK。単なる充電ケーブルを買わないように注意してください。
- 「ステレオイヤホンマイク01」や「外部接続用イヤホン変換アダプタ 01」。前者はイヤホン付きで通話にも使え、後者は手持ちのヘッドホン/イヤホンが使えるものです。P-01Bは従来の平型イヤホン端子が省略されており、外部接続端子(充電用などで使う端子)に接続できるタイプを買わないといけません。なお、後日解説しますがBluetoothヘッドホン/イヤホンでもOKです。
上記の3つはそろいましたか? それでは手順を見ていきましょう。なお、この手順はWinodws 7とWindows Media Player 12による手順になりますので、Windows XP/VistaやWindows Media Player 10/11では若干画面が異なることをお断りします。
まず、FOMA充電機能付USB接続ケーブル02をつかってP-01Bとパソコンをつなぎます。
本当はドライバーソフトをインストールしなければならないのすが、ワタシのパソコンはWindows 7。残念ながらまだドライバーソフトが提供されてません。Windows XP/Vistaの方はP-01Bをパソコンに接続するまえに、P-01Bのドライバーソフトをインストールしておいてください。……とおもったらWindows 7にいつの間にか対応しているじゃありませんか。。。。手順は省略しますが、ドライバーソフトをインストールしておいた方が安心です(これを書いている今、私はドライバーソフトをインストールしました)。
つなぎ終えたらP-01Bの画面を見てください。
「USB」というアイコンがデスクトップに表示されてますので、それを選びます。初期設定ではモデムとして動作する「通信モード」になっています。
「USBモード設定」になりますので、「MTPモード」に切り替えます。
この画面が表示されたらパソコンの画面に移ります。
「自動再生」の画面が表示されているはずです。「デジタル メディア ファイルをこのデバイスに同期させます – Windows Media Player使用」を選択します。もしこの画面が表示されなかったときは、手動でWindows Media Playerを起動してください。
Windows Media Playerが起動したら、転送したい曲やアルバムを右側の「同期リスト」にドラッグ・アンド・ドロップします。
すると、同期リストエリアに転送する曲が並んだら、「同期の開始」ボタン(赤枠部分)をクリックします。
すると同期リストが「同期中…」になります。もし同期の詳細を見たい時は……。
左側のツリーにある「P-01B」のサブメニュー、「同期の状態」(赤枠部分)を選択してください。ウィンドウ中央に同期の状態が表示されるようになります。
同期が終わったらP-01Bへの音楽転送が完了しています。いよいよ再生です。
「MENU」キーを押して「MUSIC」を選択します。
「ミュージックプレーヤー」を選択します。
microSD/microSDHCカード挿入後の初回起動時だけ、曲名インデックスを作る関係か時間がちょっとかかります。少々待ちましょう。
「ミュージックプレーヤー」のメイン画面が表示されます。ここでは「アルバム」を選択してみましょう。
アルバム別に一覧が表示されます。ここで「再生」ボタンを押せば……。
曲が再生されます! おめでとうございます!
最後に肝心なのが曲をP-01Bから消す方法です。これを知らないと曲が増えるばかりです。
P-01Bで曲を削除することはできません。Winodws Media Playerの「P-01B」メニューの下にある「音楽」(赤枠部分)を開き、中央に表示されるアルバムや曲を右クリック、「削除」を選択します。これでP-01Bから曲が消えます。
ということで前回、P-01Aで紹介した時よりシンプルにご紹介しましたがうまく行きましたでしょうか。最後にP-01Aで紹介した時にうまく行かなかった人の例と再策方法をお知らせして終わります。
- MTPモードで認識しない
→デバイスマネージャーを開き、「P01B」や「不明なデバイス」を探して削除。再度P-01Bを接続してください - MP3で転送できない曲がある
→Winodws Media Playerの同期機能でサポートしていない形式のようです。フリーソフトなどを使ってMP3を変換してください - 曲順を自分好みにしたい
→Windows Media Playerの「再生リスト」機能を使って、曲名リストを作ります。またP-01Bのプレイリスト機能でも曲順を作ることができます