talking b-microSIM プラチナサービスを2カ月半使ってみて

SIMフリーiPhone 4を日本通信の「talking b-microSIM プラチナサービス」で使ってもう2カ月半になります。特に使っていて不満点がなかったのでこのサイトに何も書いていなかったのですが、どうやらネットにはtalking b-microSIM プラチナサービスの使用感について詳しく知りたい人がたくさんいらっしゃる様子。ということでSIMフリーiPhone 4のtalking b-microSIM プラチナサービスにおける使用感をかっちりとまとめておこうと思います。

まず料金の話から。契約に初期手数料3150円がかかり、月額基本料金は6260円。ソフトバンクで素直にSIMロックなiPhone 4を契約する場合は月額基本料金は5705円(ホワイトプラン(i)、S!ベーシックパック(i)、パケットし放題フラットの場合)なので、ざっと500円ほどtalking b-microSIM プラチナサービスの方が高いです。もちろん、SIMフリーiPhone 4を使いたいという人はNTTドコモの高品質な回線を使いたいということなので、気にならないことでしょう。

talking b-microSIM プラチナサービスで使えない機能やネットワークサービスがある点は契約前に理解しておきたいところです。

まず、MMSが使えません。MMSとはiモードメール(spモードメール)やS!メールといった携帯電話メールのことで、日本通信はMMSのメールサービスを提供していないため使えません。メールをやり取りするのであれば、Gmailといったメールサービスを別途契約していないといけません。しつこいようですが、多くの人が使いたいiモードメール(spモードメール)は使えないのです。また、絵文字を入力することもできません。ケータイメールのやり取りをしている人は、今使っている端末をメール専用端末として残しておくのが賢明です。

次に、iPhone 4の目玉機能の一つ、FaceTimeが使えません。Wi-Fi接続でできるテレビ電話なのですが、機能を有効化するアクティベーションにSMSを使っていて、これがNTTドコモの回線では受信できないためです。とはいえ、FaceTimeは使うことはないでしょうから、これについては有効化できないのがキモチワルイぐらいで、あきらめが付くことでしょう。

最後は、ビジュアルボイスメール。iPhone独自の留守番電話機能で、すでにソフトバンクのiPhoneでビジュアルボイスメールを使っているという人なら、ちょっと不便を感じるかもしれません。ただ、ビジュアルボイスメールはiPhoneの機能で留守番電話が扱えないだけで、留守番電話サービスを契約すれば1417といった特番へダイヤルすることで留守番電話が使えます。

NTTドコモ回線で使うにあたってファミリー割引の無料通話を適用させたいと思っている人がいるかもしれませんが、talking b-microSIM プラチナサービスはあくまでも日本通信のサービスなのでファミリー割引を組むことすらできないので、同じNTTドコモの電波を使っていても無料通話はできません。けっこうこれはコスト面での落とし穴かと。

一方で、talking b-microSIM プラチナサービスなら使える機能に「テザリング」があります。PCをiPhone 4に接続して、PCでネット接続ができるというもの。ただし、talking b-microSIM プラチナサービスのデザイングでは通信速度が300kbpsに制限されます。遅いですが、Twitterといった軽いネット利用であればそれほどストレスなく使えます。

そのほかについてはソフトバンク契約のiPhone 4でもtalking b-microSIM プラチナサービスのSIMフリーiPhone 4でも違いはありません。App StoreでiPhoneアプリをダウンロードして実行できますし、有料アプリの決済もできます。また、GPS機能も使えますので、標準アプリ「マップ」で現在位置を表示させたり、位置情報を使うiPhoneアプリも使用できます。もちろんTwitterアプリなどでカメラで撮影した画像のアップロードや、Ustreamの動画配信もできます。ネットワークと無関係なiPod機能は当然OKですし、iTunesで普通にPCとSIMフリーiPhone 4を同期できます。つまり、前述の使用できない機能やサービスに問題なければ、SIMフリーiPhone 4を十二分に活用できるということです。

ここまで読んだ方は「通信速度といった使用感はどうなんだ」とお思いかもしれません。2カ月半使った感想としては「ソフトバンクに比べて、速度が速いという印象はない」といったところ。「マップ」で地図を表示するときもイライラすることはないにせよ、ときどき表示がもたつくことも。「Youtube」の視聴も電波が安定しているところなら途切れなく再生されるものの、バッファに早くたまることもありません。日本通信は「各通信について速度を最適化している」とのことですので、通信の種類ごとに必要十分な帯域を与えているようです。念のため参考程度にスピードテストもしてみましたが、下りが600k~700kbps、上りが300kbps程度とお世辞にも速いとは言えない結果が出ています(東京23区某所、HSUPA非対応エリアにて)。「高品質なドコモ回線」とはいっても速度については期待できませんが、使っている印象では「速度が遅くてイライラする」ということはありません。

talking b-microSIM プラチナサービスを使う一番のメリットは充実したNTTドコモのエリアです。この2カ月半、たびたびソフトバンクのiPhone 4を持っている人と居酒屋で飲んだりしたのですが、ソフトバンクのiPhone 4では通信が不安定だったり圏外だったところで、talking b-microSIM プラチナサービスのSIMフリーiPhone 4は安定して使えました。エリアというと田舎のことを想像しがちですが、都会のビルの奥といった部分まで電波が届くNTTドコモはやはり魅力と言えます。

ワタシの場合は、「ソフトバンクでどうしてもiPhoneを使いたくない」という理由でSIMフリーiPhone 4とtalking b-microSIM プラチナサービスを導入したのですが、ソフトバンクの電波にかなり不満を持っている人なら、初期費用やランニングコストが上がるものの乗り換えるメリットは十分あるかと思います。

というとことでtalking b-microSIM プラチナサービスについてまとめました。不明な点がございましたらコメント欄よりお問い合わせくださいませ。

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コメント / トラックバック 8 件

  1. エアロスペース より:

    大変わかりやすい解説で、
    ありがたかったです。

    SIMフリーiPhone4の検討をしておりましたので、
    有意義に読ませていただきました。

  2. keyman より:

    お役にたってなによりです。
    肝心のSIMフリーiPhone 4も値下がりしてきたみたいですしね。

  3. ぱるな より:

    SIMフリーiPhone4の検討をしております。

    talking b-microSIM プラチナサービスはパケットし放題はありますか?
    また月々の使用料金はプラスでどのくらいありますか?

  4. keyman より:

    ぱるなさん

    「パケットし放題があるかどうか」とのことですが、月額料金6260円でいくらでもパケット通信ができます。逆に言うと固定なのでパケット通信量が少なくても6260円かかります。

    なお、4月1日からは本家NTTドコモの契約でもSIMフリーiPhone 4が使えるようになります。こちらはまだ詳細がわかってませんが、おそらく通話可能な契約だと上限が1万円強、パケット通信のみの契約だと上限が6000円弱になるはずです。

  5. MK より:

    貴重な、報告、大変参考になりました。
    二点程質問ですが?
    ①SMSは、どうですか?
    ②本家NTTdocomoの、SIMとの、比較は、出来ましたか?

  6. keyman より:

    ①ドコモとのSMSは利用できます。
    ②4月からのドコモのSIM提供は、通話付きだと1万円強になってしまうので試してません。使い勝手はtalking b-microSIM プラチナサービスと同等なのでなおのこと試せません。

  7. masa より:

    私も使ってますが、海外でメールが使えない(ですよね)のは、致命的です。仕方なく、今でもSoftbankの3GSとb-microSIMのiPhone4を併用しています。海外では海外用のSIMを購入するしかないのでしょうか?

  8. keyman より:

    海外でメールが使えない以前に、talking b-microSIMは海外でいっさい利用できませんよね。早くドコモからiPhoneが出てくれないもんですかねぇ。

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