ThinkPad T420sの写真と仕様が明らかに
ThinkPad T410sが発表されてからもう1年経ちます。そろそろ次機種、ThinkPad T420sの登場が期待されているのですが、実は米国時間の2月22日に米国レノボで新ThinkPadが発表されました。もちろんThinkPad T420sはそこに含まれてます!
このニュースリリース(Video Calling, Smart PC & Battery Life Innovation Drive New ThinkPad Laptops)をざっと読むとThinkPad T420sには次の3つの特徴があります。
- Lenovo Enhanced Experience 2.0により起動速度が30%向上
- 6セルバッテリーとベイバッテリーで駆動時間が10時間
- バーチャルサラウンドなどを実現するDolby® Home Theater® v4
なんだかすごいんだかすごくないんだかわかりません(笑)。
ThinkPad好きな人なら仕様書を見て判断したいところでしょう。もちろん、仕様書もレノボのサイトの「Personal Systems Reference (PSREF) 」に掲載されてます。たくさんドキュメントがありますが、見るところは「ThinkPad Notebooks」。
なんと156ページもありますが、ThinkPad T420sは78~83ページに登場します。ということでここから写真をまず抜粋します。
仕様書を見ると16:9の14型LEDバックライト液晶を搭載します。解像度は1600×900ピクセル。
側面です。USB端子とヘッドフォン端子、それとExpressCardスロットらしきものが見える感じがします。仕様書によるとExpressCard/34スロットと、MMC/SD/SDHC/SDXCに対応したカードリーダーがある、とのことです。Thinkpad T410sと違って排他仕様ではなく、両方使えるようです。
斜め上から見たThinkPad T420sです。とりたててThinkPad T410sと違わないように見えますが……。
ということでちらりちらりと仕様書について触れましたが、これを読んでる方は仕様が気になることでしょう。とはいうもの、モデル数がそこそこあり、日本でも売られるであろうモデルがどれなのかがわからないのでまとめづらい……。
ということざざっと(間違ってるかもしれないけど)主な仕様を以下にまとめてみました。キーボードなど特筆すべき点がない仕様は省略しています。
- CPU:Core i5-2420M(2.50GHz、ターボブースト時3.2GHz)、またはCore i5-2540(2.60GHz、ターボブースト時3.3GHz)
- メモリー:4GB×1(最大8GB)
- ドライブ:7mm厚2.5インチの128GB SSDまたは320GB HDD
- ディスプレイ:14.0型1600×900ピクセル
- カメラ:一部モデル、720p固定焦点
- グラフィックス:CPU内蔵Intel HD Graphics 3000
- 大きさ:343×230×21.2~26.0mm
- 重さ:1.67kg
- 駆動時間:6セルバッテリーで5.5時間、ベイバッテリー併用時9.3時間
- チップレット:Mobile Intel QM67 Express Chipset
- スロット:ExpressCard/34×1、4-in-1リーダー (MMC、SD、SDHC、SDXC)
- 端子:USB 2.0×2、USB 3.0×1、VGA、DisplayPort、イーサネット
- 無線LAN:11/b/g/nのThinkPad 11/b/g/n(1×1)、または11a/b/g/nのIntel Centrino Advanced-N 6205(2×2)
- 無線WAN:搭載可能
- モデム:なし
- Bluetooth:Bluetooth 3.0
- 指紋リーダー:一部モデルに搭載
ThinkPad T410sと比較して性能アップしているのは、ディスプレイの解像度とスロット、USB 3.0の搭載。そして、バッテリー駆動時間も伸びています。逆にThinkPad T420sになってなくなっているのが外部GPUとマルチタッチディスプレイです。また大きな変更点として挙げられるのがドライブのサイズ。ThinkPad T410sでは9.5mm厚(2011/2/25訂正:よく考えてみれば7mm厚のような)1.8インチのドライブを採用していましたが、ThinkPad T420sでは7mm厚2.5インチのドライブ。そんなドライブ、秋葉原でも手に入らない入手が難しい(2011/2/25訂正:一応売っているらしいです)ような気が……。
あくまでも米国仕様ですし、現時点では発売日が決定していないのでカスタマイズモデルでどんな仕様が選べるかはわかりません。また、日本仕様で異なっている可能性もあります。近々、日本でも発表するでしょうから、その時を括目して待ちましょう!