ポータブルBlu-ray「BRXL-PC6U2-BK」
ThinkPad T420sを発注して2週間弱、届かないイライラから物欲がもたげてつい購入してしまったのがバッファローのポータブルBlu-rayドライブ「BRXL-PC6U2-BK」。本当はThinkPadオプションのBlu-rayドライブを買いたいところなのですが、今は売っておらず、以前売っていた時も10万円以上もしたので買えませんでした。今回はポイントの関係もあり、ビックカメラ.comで「BRXL-PC6U2-BK」を価格は2万800円にて購入しました。
ということで開封です。
BRXL-PC6U2-BK本体と説明書のたぐい3枚と、付属ソフトを収録したDVD-ROMです。BRXL-PC6U2-BK本体をじっくり見ていきましょう。
左サイドにUSBケーブルが収納されています。そして本体下部には電流不足時に「2本差し」するための、電源供給専用USBケーブル「Boostケーブル」が収納されています。
このようにUSBケーブルは本体に収納できるので持ち運びには便利。しかもACアダプターが付属しないという、バスパワーで動作するぞ、という自信にあふれた製品になっています。
そして手持ちのThinkPad T410sに接続してみたのが次の写真。
写真ではちょっとわかりづらいですが、BRXL-PC6U2-BK本体上部の奥側にランプがあり、青点灯だとバスパワーで問題なく動作することを示しています。もし赤点灯だった場合は、Boostケーブルを別のUSB端子に接続することになるのですが、ワタシのThinkPad T410sはBoostケーブルなしでバスパワー動作しました。
付属ソフトはCyberLink製。以下のものが入ってます。
- CyberLink PowerDVD 10 BD edition(DVD/BDビデオ再生ソフト)
- CyberLink PowerDirector 8 HE(ビデオ編集ソフト)
- CyberLink PowerProducer 5(DVD/BDオーサリングソフト)
- CyberLink MediaShow 5(スライドショー作成ソフト)
- CyberLink Power2Go 7(CD/DVD/BDディスク書き込みソフト)
- CyberLink InstantBurn 5(パケットライトソフト)
- CyberLink PowerBackup 2(バックアップソフト)
ワタシは、Blu-rayビデオの再生と、Blu-rayデータディスクの作成だけに使うので、全部はインストールせず、「CyberLink PowerDVD 10 BD edition」と「CyberLink Power2Go 7」の2本だけをインストールしました。
ところが、次のような画面のガジェット「デスクトップ書き込みガジェット」がデスクトップに張り付くではありませんか。
そんな常にライティングなんかするわけないので消したいのですが、消すまで数分悩んでしまいました。というのもこのガジェット、Windows Vista/7の機能であるガジェットではなく、独自のガジェット。このガジェットには「×」ボタンがなければ、右クリックしても「終了」らしき項目が表示されません。
うまいことキャプチャーできませんでしたが、上のキャプチャーにあるように通知領域の炎のようなアイコンを右クリック、「システム起動時にプログラムを起動」のチェックを外し、さらにもう一度右クリックして「終了」をクリックすればOK。これでガジェットが消えます。
これで落ち着いて使うことができます。まずはBlu-rayビデオの再生。「CyberLink PowerDVD 10 BD edition」でコマ落ちすることなく、スムーズに再生できます。これはCore i5を搭載するThinkPad T410sがBlu-rayビデオの再生に必要なパフォーマンスをきっちり持っているからでしょう。
続いて「CyberLink Power2Go 7」でBlu-rayデータディスクを作成してみました。Blu-rayディスクは1層タイプで25GB、2層タイプで50GBなのですが、手持ちのデジカメデータのバックアップで必要だった容量が10GB強だったので、1層ダイプの25GBを使ってライティングをしてみました。書き込みにおいてもBoostケーブルを使うことなく、USBケーブル1本でバスパワー動作してくれました。ThinkPad T410sのUSB端子がきっちり規格通りの電流を安定して出力してくれているからでしょう。
以上、初期不良もなく問題なく使えたBRXL-PC6U2-BK。ほかに気が付いた点としては、動作音がThinkPad T410sのDVDドライブより静かだったことが挙げられます。
BRXL-PC6U2-BKは3層で100GB、4層で128GBのBDXLに対応しているのが特徴だったりしますが、ワタシの身近な家電量販店ではメディアが売ってませんでした。基本的には価格面においても互換性の面においても、1層や2層のBlu-rayディスクを使うのが基本だと思いますが、将来性の面においてBDXLに対応しているのは安心感が高いです。
実際に使ってみた感想は、「ThinkPadにマッチするブラックデザインかつ、ACアダプターなしのバスパワーで動作するのが魅力」。価格も買いやすい2万円前後なので、買って本当によかったと思ってます。
でも、本当はThinkPadの純正オプションとして、このBRXL-PC6U2-BKと同じような仕様のものが欲しかったりしますがね……。