なめまわすようにThinkPad T430sの外観をチェック
いろいろあって前回投稿してからかなり間が空いてしまいました。写真とかいろいろ撮ってはいたのですが、なんとなく書く気力がなかったので……。でもせっかく書く素材をきちんとそろえたのにアップしないのはあまりにもあまりにもなので、遅ればせながら今回はThinkPad T430sの外観をなめまわすようにご紹介します。
まずは前回も触れましたが天板から。パッと見、私がいま使っているThinkPad T420sと何ら変わりません。サイズもほぼ同じです。
これを読んでいる方からすると「ThinkPad T420sと比較されてもよくわからないでしょ」となるので、撮影当時持っていた液晶ディスプレイが13インチのMacBook Air(Mid 2011)と重ねて撮影してみました。
奥行きはほぼ同じ、横幅は1cmくらいThinkPad T430sが長いくらいです。というか、MacBook Airの液晶ディスプレイは13インチに対して、ThinkPad T430sは14インチですので、画面サイズを考えると意外と大きくないのです。でもさすがに厚さについては……。
さすがにThinkPad T430sのほうが3倍強は厚いですね。
そしてMacBook Airと比較したあとに出すのもなんですが、重さも手持ちの電子はかりで計測してみました。
1.78kgという感じで、昨今のウルトラブックと比較したら重量級ではあります。ですが、ThinkPad T410s、T420sと使い続けてきた私からすると、光学ドライブつきでこの重さなら十分許容範囲だったりします。
では、前後左右のサイドを見ていきましょう。まずは前面。
ThinkPad Xシリーズでは廃止されてしまったラッチが右側に1つあります。
右サイドにはDVDマルチドライブがあります。
これは「ウルトラベイ・スリム」というタイプのDVDマルチドライブなので、取り外して付属の「ウエイトセーバーベゼル」や3セルのリチウムポリマーバッテリー「ThinkPad Battery 43 (3 Cell)」に差し替えられます。このほか「
ThinkPad SATA ハードディスクドライブ・ベイアダプター3」も使えます。このベイアダプターがあると、別のHDDやSSDから起動できたりするので便利なんです。
背面には端子類が集まっています。
左から電源端子、LAN端子、USB 3.0端子、Thunderbolt端子としても使えるMini Displayport端子、スリープ時などにもiPhoneやiPodに電源供給できるPowered USB端子(USB 2.0として使えます)、VGA端子です。
左サイドにも端子といった入出力系があります。
ThinkPad T420sではこの左サイドにあるUSB端子はUSB 2.0だったのですが、ThinkPad T430sではUSB 3.0端子になっています。また、メモリーカードリーダーが中央にあり、右端はHDD/SDDの着脱部です。
メモリーカードリーダーはExpressCard/34タイプのものが装着されているので、取り外すとExpressCard/34スロットとして使えます。
いまどきExpressCard/34があるのはとても貴重でしょう。IEEE1394端子のカードやHDMIキャプチャーカードなどはExpressCard/34用で出ている製品があるので、映像系で使いたい人は便利かと思います。
そしてHDD/SDDの着脱部ですが、取り外してみると今回お借りしたThinkPad T430sはSSDが入っていました。ちなみに取り外しは普通のドライバーでネジ1本を緩めるだけ。
こんな風にベロがついているので、簡単に引っ張り出せます。SSDはサムスン電子製の、バス速度が6Gbpsに対応した容量128GBのものでした。
そして裏面はこんな感じです。
「おや?」と思う人がいるかもしれません。そう、ラベルのたぐいがいっさい裏面にないのです。どこにあるかというと、バッテリーを外した場所です。
隠れているうえに、ラベルのサイズがThinkPad T420sのときよりもぐっと小さくなってます。個人的には修理に出すときなどに参照することとなる、マシンタイプとシリアルナンバーがすぐ参照できなくてちょっと面倒かな、とは思いましたが、ThinkPadが起動する状態であれば、レノボのツールで画面に表示させることができるので問題ないでしょう。
メモリーカードスロット部分のカバーを外したところを撮影したのが以下の写真。
ThinkPad T410sやT420sのときと同様に、右下にDIMMスロットが2つ、左下にワイヤレスLAN/WiMAX用のハーフサイズmini PCI Expressスロット、上にSSDやワイヤレスWAN用のmini PCI Expressスロットがあります。ワイヤレスWAN用のアンテナ線も来ていて、国内では販売していませんがワイヤレスWANカードを手に入れれば、HSDPA/HSPA+やLTEの通信が可能になるはずです。仕様的には「ThinkPad GOBI 4000 Mobile Broadband AT&T」がNTTドコモのLTE「Xi」、「ThinkPad Mobile Broadband Global Half Wireless WAN Module」がNTTドコモの3G「FOMA」とソフトバンクモバイルの3Gで使えるはずです。
ちなみにいま私のThinkPad T420sに装着している「Ericsson F5521gw」(このサイトに書いてませんがNTTドコモの3G回線で使えます)を、T430sに差し込んでみたところ、起動時のBIOS画面で対応していないハードウエアであるとはじかれてしまいました。
ということで、今回はここまで。気力があれば、次回はベンチマークテストなど、実際に起動した状態についてレビューするかもしれません。
前後の投稿
タグ: ThinkPad T430s
2015 年 2 月 17 日 17:42
はじめまして。一昔前の上級機を中古で買うのが趣味のおっさんです。このほどT420sとEricsson F5521gwを入手したのでこのサイトじっくり見させて頂いています。
セットしてみたんですが対応してないカードだから外せよと怒られてしまいました。Ericsson F5521gwにも何通りもあるのでしょうかね?BIOS1.83に一つ上げて見ましたが駄目でした。
2015 年 2 月 18 日 01:42
Ericsson F5521gwがレノボ製でない、ということですね。
ズバリで書くことが憚れるのでヒントだけ書きますと、「Thinkpad BIOS WLAN Whitelist」というあたりを調べられると答えが見つかるかもしれません。
これ以上の返信はご容赦ください。